準備周到、それでいいの?
みなさんは何かを始めるときに、たくさんたくさん考えて納得するまで準備に時間をかけますか?
それとも、思い切ってまずは始めてみますか?
今回はこのことについて「超・アナログ思考」からピックアップしていきます。
石橋を叩いて叩いて叩く!でも・・
中村社長は著書で、以前は性格的になかなか第一歩を踏み出せない人間で、石橋を叩いて叩いて叩きすぎて石橋自体を壊してしまうタイプだったと
言っています。
中村社長は以前勤めた会社を、経営者にチャレンジする為に辞めました。しかしその後人生のどん底だったそうです。
「どうしようどうしようと決断ができないまま、日々が過ぎていきました。何かを始める前に、失敗することばかりを考えてしまって、
何も始められなかったのです。(中略)その頃はすでに妻と結婚をしていたので、妻と2人で路頭に迷う寸前でした。」
現在30年も経営者を続ける中村社長が以前はこのような状態であり、なぜそこから抜け出すことができたのか。
それは次の文章に書いてありました。
腹をくくる!
『穴に落ちてしまいはい上がる糸口をつかめずにいた、そんな優柔不断な私の背中を押してくれたのが、妻が
放ったひと言でした。「やると決めたのだから、やればいいじゃない。失敗も成功もやってみなければ
わからないわよ」
そのひと言で、私は「腹をくくる」ことができたのです。はらをくくった瞬間から、どんどん力が湧いてきました。
エネルギーがみなぎってきたのです。
いま私が言えること。それは、準備よりも大切なのは「覚悟」ということです。
「決めたことを自分はやる。やり遂げるんだ」という強い気持ちです。』
路頭に迷う寸前から一転、覚悟を決めたときからエネルギーがみなぎってきた。なんだか勇気が出てきませんか?
準備ばかりをして考えすぎてしまって次の一歩が踏み出せないのなら、腹をくくって覚悟決める。これが大事なのですね。
妻のひと言により、すべてが始まった中村社長の経営者人生。この記事が、そんなひと言になれば幸いです。